不動明王に睨まれあえなく撤退 弥彦山 田ノ浦コース
みんなで弥彦山へ登ろうという話になり、どのコースが楽しそうか下見に。
まず、日本海側から登る田ノ浦コースへ取り付いたのですが、いきなり道を間違った。登山コースではなく廃道となった(?)林道開ノ木線へ歩を進めてしまったのでした。約1時間の藪漕ぎの後(崖下に転落しそうだった!)に道が消えたので、さすがにおかしいと思い、回れ右。引き返したところ、麓(銅山道分岐点)にちゃんと分岐の表示があって、脱力。
道が消えた!
さて、気を取り直して登山道へ入ると、右手の沢を流れる水音も涼しげで、いかにも里山風。道の傍らの不動明王像に手を合わせ、鼻歌交じりで気分良く歩いていたのですが、その先にまたしても試練が。
最初の砂防堰提でいきなり道が途切れているのです。目印もなし。どうすりゃいいんだ? と思案しつつ険しい斜面を見上げると、なんとなく踏み跡がついているように見えました。
そうかここか、と取り付いてみたものの、直立不能。張り出した木の枝や根を手掛かりにしないと体を引き上げられません。ハイキング用シューズでこれ以上登っても降りられないし、どうしようと再び思案しているところへ、上から人が降ってきた。
「上はガレ場になっていて踏み跡も分からない」から引き返してきたとのこと。いかにも山に慣れた人のようでしたので、経験の少ない私はここで断念。2人で堰提まで戻り、冷や汗を拭うのでした。
「まさか弥彦で撤退するとは思いもよらなかった」と悔しそうでした。
下山途中、山菜採りの地元のお父さんを見つけて話を訊くも、20年以上昔に登ったきりでよく覚えていないとのこと。
いずれにせよ、夏は草木が生い茂って道が分かりにくい、春先が楽しいよと諭されたのでした。
その後は、西生寺脇の裏参道ルートから登ってお茶を濁すことにしたものの、行き帰りに目にした不動明王像に「未熟者め」と嘲笑われているようで気分が晴れず。
ええい、来春に再度のチャレンジだ。
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