黄金の七人 1+6 エロチカ大作戦
70年代の軽いのりが楽しかった同タイトルの前2作(金塊強奪作戦)とはぜんぜん別のお話でした。
とはいうものの、お気楽さはさらにパワーアップ。男女どちらにとっても夢のようなお話でした。
女性問題がこじれて故郷シチリアから追い出されたミケーレ君は知人を頼ってベルガモへ。そこで貴族の執事を務めることになるのですが、3つの睾丸を持ち、精力絶倫との噂が流れ、上流階級のご婦人方に大人気。引く手あまたで、あたるを幸い、片っ端からなでぎりなのです。
ところが、絶倫すぎて事故を起こしてしまい、なんと役立たずな体に。即刻お払い箱となり、精力と引き替えだったミケーレの幸運もついに尽きた。そして最後に待っていた運命は……
奥様方の割り切り方の素晴らしいことといったらありません。この前紹介したゾラの夫婦もこれくらいあっけらかんとしていれば楽しい人生を送れたのにね。
妻とミケーレの浮気を覗く楽しみに目覚めた旦那がおかしかった。わざわざ巨大な望遠鏡まで用意するんですから。眼鏡をかけると落語家の川柳師匠に似ているところも個人的には笑えました。
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