ぼくのバラ色の人生
リュドビック君は女の子になりたいのです。
かわいい服を着て好きな男の子と結婚したいのです。
それなのに、両親も、友だちも、近所の人たちも、彼の気持ちを分かってくれず、笑うに笑えぬ騒動が持ちあがってしまいます。
騒ぎたてる大人たちは、自分のありかたに自信がなさそうです。
「ぼくは男なの、女なの?」と悩むリュドビック君の姿と自分の姿が重なってしまって、おろおろしているみたい。
自信がないから、リュドビック君のような、自分と違う価値観を受け入れられないのでしょう。
でも、人生どこに幸せが待っているかわかりません。
引っ越し先で声をかけてきた女の子が…
どうやら新しいご近所は、一人ひとりが違うということをあたりまえだと思っているようです。
明るい予感にこちらもようやく胸をなで下ろしました。
やっぱり自分のやりたいことはつらぬかなくちゃね。