Un gato lo vio −猫は見た

映画やらスポーツやら小説やら、あれやこれや。
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ぼくのバラ色の人生



リュドビック君は女の子になりたいのです。
かわいい服を着て好きな男の子と結婚したいのです。
それなのに、両親も、友だちも、近所の人たちも、彼の気持ちを分かってくれず、笑うに笑えぬ騒動が持ちあがってしまいます。

騒ぎたてる大人たちは、自分のありかたに自信がなさそうです。
「ぼくは男なの、女なの?」と悩むリュドビック君の姿と自分の姿が重なってしまって、おろおろしているみたい。
自信がないから、リュドビック君のような、自分と違う価値観を受け入れられないのでしょう。

でも、人生どこに幸せが待っているかわかりません。
引っ越し先で声をかけてきた女の子が…
どうやら新しいご近所は、一人ひとりが違うということをあたりまえだと思っているようです。
明るい予感にこちらもようやく胸をなで下ろしました。

やっぱり自分のやりたいことはつらぬかなくちゃね。

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ペタッキ! ジロ・デ・イタリア第2ステージ

 JUGEMテーマ:スポーツ

第2ステージからいきなりの大興奮でした!

カヴェンディッシュとペタッキの新旧スプリンター対決。
言い訳の余地がない状況で二人が力勝負をする場面が見たかったのです。
早くも実現してくれて、もう、大満足。 

「よそ者の若造にジロのスプリントは渡さないよ」と言わんばかりのペタッキ。
スリップについてもカヴェンディッシュが差せないなんて、すごすぎる、格好良すぎです。
チクラミーノが似合うこと!

そして、ゴール直前も位置取りを巡るスターの競演で大満足(ディルーカがアシスト!)。
これだけ役者がそろってゴールになだれ込むなんて、なかなか見られませんよ。
カヴのふてくされ顔も笑えたし、ごちそうさまのステージでした。
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幻影の書



いくつもの物語が展開されます。
忘れられた喜劇役者ヘクター・マンとその映画評論を書き記す語り手デイビッド・ジンマーをめぐる物語。
ヘクター・マンと彼の失踪をめぐる物語。
ヘクター・マンが手がけた映画という物語。
その映画の中で登場人物が描く物語。

読み進めるうち、ヘクター・マンとジンマーの物語が同じであることがわかってきます。
喪失の痛み、逃避、そして救い。
もしかしたらヘクター・マンをめぐる物語は、悲しみから逃れるためのジンマーの創作ではないか、あるいは幻想ではないのか、そんな気がしていました。

オースーターが監督した「ルル・オン・ザ・ブリッジ」は、人生が幻に過ぎないことを切なく描いていました。あの映画を思い起こしまてしまうのです。

あいかわらず、ストーリーは抜群におもしろい。読む手を止められません。
評判に偽りなしというところです。
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銀河ヒッチハイクガイド - 魚をありがとう!

JUGEMテーマ:映画




銀河系にバイパスを通すので地球を壊します。
てなわけで難民となった地球人最後の一人アーサー君はガイドブック片手に宇宙をヒッチハイクする羽目に。

原作を読んだはずなのですが、なにしろ20数年前のこと。おもしろかった記憶だけで、細部はきれいさっぱり忘れていました。
無節操に楽しいSFです。ストーリーは気にせず、細かいギャグを楽しみましょう。

冒頭、イルカが地球にさよならを告げる歌をうたいます。これがなかなかできのよいPV。バイバイと手を振る姿がかわいらしい。

宇宙最高の人工知能が750万年かかって出した究極の答え「42」。
その究極の質問はなんだろう?
せっぱつまったアーサー君は「6×7」って言ってたけど。

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ねこのあとしまつ



こいつ1匹で他の2匹合わせたより騒々しいのです。

2、3日まとわりつかず、押し入れにこもったきり出てこないと思ったら、胸に穴がぽっかり。けんかでもして引っかかれた跡が化膿したようでした。
まあ、でも寝てれば治る。

で、元気になったと安心した翌日。
帰宅すると、まずゲロを踏んだ。
灯りをつけると家の中は羽毛が散乱! うわあ、何かの殺戮現場のようだ。
興奮しているねこたちの視線の先は天窓。ああ、そこにはよれよれになって怯えたヒタキが… そしていたるところに脱糞の跡。

翌日は同じパターンで今度はスズメ。
ぜーんぶ、こいつの仕業なんです。

そして今度はどうしたわけか声が出なくなってきた。
自慢の鳴き声もしわがれて短い。風邪でも引いたか。

連休はこいつの様子を見つつ、一連の騒動で破れた障子張りやら、鳥の糞の始末や、ゲロのしみだらけになった絨毯を洗ったりで終わりそう。

極端なんだよ、たばた君。


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