ロイ・オービソン
JUGEMテーマ:音楽
ウイーン少年合唱団が「天使の歌声」なら、ロイ・オービソンには「神の歌声」というタイトルをつけるべきかもしれません。
今朝の「WEEKEND SUNSHINE」は期せずしてロイのミニ特集となりました。
ロイを尊敬するミュージシャンたちがバックを務めたライブ「Black And White Night」に納められた「Oh! Pretty Woman」の格好いいこと!
「その声はオリュンポスから届いたようだった」
初めてニューヨークに足を踏み入れたボブ・ディランがラジオから流れるロイの歌声を耳にしたときのことばだそうです。「マリアッチを聴いているのか、オペラを聴いているのか分からなくなった」
ロイ・オービソンの甘く切ないファルセットは確かに聴き手を天に導いてくれるような気がします。バラードは胸にしみいります。
彼の私生活は波乱に満ちていて、辛い人生だったのだろうなと想像されます。バラードを聴くとどうしてもそのことが思い起こされて、必要以上にしんみりしてしまうなあ。
それはともかく、前述の「Black And White Night」はお勧めです。バックの演奏レベルも高いし、ロイの歌声も衰えていないし、実にごきげんなライブです。
コーラスのタイミングをまちがうスプリングスティーンの「しまった!」という表情も楽しいのです。