Un gato lo vio −猫は見た

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ロイ・オービソン

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ウイーン少年合唱団が「天使の歌声」なら、ロイ・オービソンには「神の歌声」というタイトルをつけるべきかもしれません。

今朝の「WEEKEND SUNSHINE」は期せずしてロイのミニ特集となりました。
ロイを尊敬するミュージシャンたちがバックを務めたライブ「Black And White Night」に納められた「Oh! Pretty Woman」の格好いいこと!

「その声はオリュンポスから届いたようだった」
初めてニューヨークに足を踏み入れたボブ・ディランがラジオから流れるロイの歌声を耳にしたときのことばだそうです。「マリアッチを聴いているのか、オペラを聴いているのか分からなくなった」

ロイ・オービソンの甘く切ないファルセットは確かに聴き手を天に導いてくれるような気がします。バラードは胸にしみいります。

彼の私生活は波乱に満ちていて、辛い人生だったのだろうなと想像されます。バラードを聴くとどうしてもそのことが思い起こされて、必要以上にしんみりしてしまうなあ。

それはともかく、前述の「Black And White Night」はお勧めです。バックの演奏レベルも高いし、ロイの歌声も衰えていないし、実にごきげんなライブです。
コーラスのタイミングをまちがうスプリングスティーンの「しまった!」という表情も楽しいのです。
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バスを待ちながら

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バスがこない、こないのです。
もう、何日も待っていて、いっそ、ここに住み着いちゃおうか、なんて。

だれかと心を通わすのに時間は関係ありません。
行きずりの人たちとほんのいっとき共に過ごしただけで、生涯の友になることもあります。不思議なものです。

この映画を観てしまうと、「便利」というのはつまらないものだな、とつくづく思ってしまいます。
近所にコンビニがあったらもうこの物語は成立しないし、バスが予定通り運行されたら奇妙な出会いもありえないのですから。ましてや携帯電話なんて。

私も「改装」を手伝って、いっしょにごちそうを食べたかった。いやー、実にうまそうだった。
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