あなたは爆撃機クルー。敵国で撃墜されることが確実になったとき、緊急キットに何が入っていてほしいだろうか?
自動拳銃と予備弾倉:自分の身は自分で守らねば
ペニシリン、モルヒネ:怪我や病気の可能性もあるからね
携帯食料4日分:もちろん食わねば生き残れません
水浄化キット:人間の体の8割は水ですから
現金100ドル、100ルーブル:お金で見逃してもらえるかも
口紅3本:えっ、なんだ?
ストッキング3足:うーん、寒いのか(ソ連だし)?
コンドーム1箱:…
この爆撃機には、プレイボーイもあるし、ジョークの落書き入り爆弾が実装されています。お望みなら、その爆弾にまたがって敵の目標軍事施設へ飛んでいくことも可能。
そんなキューブリックの笑うに笑えない冷戦の世界を楽しんで下さい。
ピーター・セラーズの怪演も光ります。「総督万歳!」といいたげなストレンジラブ博士の右手は笑えますよ。
そうだ、友軍同士の戦闘シーンだけは全く雰囲気が違いますね。
報道カメラの緊迫感があり、そこだけが妙にリアルなのでありました。