オール・アバウト・マイ・マザー
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映画の終わりはエンド・ロールでキャストやスタッフが紹介されますが、この作品のロールは、これを見るだけでアルモドバル監督の気持ちが伝わってくるというものです。
メインとなる女優数名の名前だけなのですが、画面中央に小さく表記されていたものが、突然ぼよーんと画面の外に飛び出るくらいの勢いで拡大されちゃいます。
「女性はすばらしい」「女性は強い」「女性は太陽だ」「女性よありがとう!」
監督はきっとこの映画でその気持ちを伝えたかったのだと思います。
もちろん、「男に生まれてしまったけれど心は女性」な人々にも同じ気持ちのようです。
タイトルにしても、特定の誰かを指しているのではなく、すべての女性を自分の母親なのだと宣言しているように感じます。
すごく気になる監督です。