プルーフ・オブ・マイ・ライフ
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メインストーリーは、父親の死に混乱するキャサリンがハルを信頼して恢復できるか、というところですが、姉クレアの抱える(であろう)恐怖は払拭できるのか、というサブストーリーが気になります。
クレアは繊細な妹キャサリンとの対比を際だたせるためか、事務的で必要以上にてきぱきとした役どころです。彼女は父親が病んだ精神病を妹が受け継いでしまうのではないかと心配しますが、実は自分こそが精神を病む可能性におびえているように思えます。
常にメモを取らずにはいられない癖、装っているかのような常識人ぶり。時に抑えきれない口元の緊張や、焦点の定まらない視線が彼女の恐怖を感じさせるのです。
妹の心配をできる自分は正常なのだと言い聞かせずにはいられないほど、実は闇に向きあうクレア。キャサリンは内面の嵐を思うさま表に出せるだけ、まだ救いがあります。ナイトも現れました。でも恐怖を抑えつけているクレアはだいじょうぶなのでしょうか…