ライトニング・イン・ア・ボトル
むちゃくちゃ格好いいコンサート・フィルムです。2003年、ブルーズ誕生100年を祝したラジオ・シティで開かれたコンサートは出演者たちにとっても、「ブルーズの生き残り」たちが「葬式以外で顔を合わす」特別な機会だったようです。だれも彼もがステージに立つことを純粋に喜び、おおはしゃぎ。その気持ちがそのまま聴衆の心をわしづかみにしています。ある種の奇跡の現場に立ち会った興奮がフィルムを通してさえ伝わってくるのですから、これは本当に素晴らしいコンサートだったのでしょう。
好きなミュージシャンの曲を深く追求していくと、結局このコンサートの出演者たちにたどり着いてしまうので、私も大興奮でした。当時75歳のRuth Brownの声にはしびれた!