Un gato lo vio −猫は見た

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三体   劉慈欣

久しぶりにとんでもないものを読んでしまった。世界中で巻き起こった絶賛の嵐に、遅まきながら加わることにします。いやはや、スケールの大きさには圧倒されるばかり。科学的素養に乏しい私でさえも頁をめくる手が止まらず、この数日間というもの、どっぷりと三体世界に浸かったままでした。物語とはこうあってほしいと願うお手本のような推進力に引っ張り続けられました。

 

詳しくはいろんなサイトや雑誌で詳しく紹介されているので、内容に興味のある方はそちらを。私が惹かれたのは葉文潔という主役の一人でした。文革の狂乱の中で父を殺害され、やがて「沈黙の春」を手にした彼女は、人間の本質は悪であり、倫理的覚醒は人類以外の力が必要だと確信することになります。きっとこれが著者の世界観の基本であり、そして、現代に生きる大勢がそれに共感しているのだろうと想像します。

 

さて、葉文潔の下した決断が望み通りになるのか、あるいは人類は異星体と共存するのか、それとも襲来を退けるのか、第2部、3部が待ちきれない。早く続編の翻訳を!

 

……と書きましたが、実は英訳は3冊揃っているのでした。友人がプレゼントしてくれたものです(いつもありがとう!)。サインまで入っています。最初はこの英訳版に挑んだものの、文革当時の政治用語と物理学の記述にあえなく挫折(読むより辞書を引く時間の方が長かった)。日本語訳の登場を待っていたのでした。

 

第1部で方向性が分かったので、第2部以降はとりあえず英訳版で挑み、日本語訳が出たところでバトンタッチかなあ。なにしろ禁断症状が心配だ。

 

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