Un gato lo vio −猫は見た

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ブロンド少女は過激に美しく   マノエル・デ・オリヴェイラ

叔父の店で会計士として働くマカリオ君は事務室向かいの窓に姿を見せたルイザに一目惚れ。苦労の甲斐あってなんとか婚約にまでこぎ着けるのでしたが、彼女の手癖の悪さに呆れ果てることになるのでした。

 

邦題が扇情的すぎますよ。ルイザは特に過激ではありませんでした。幼いが故に少々常識に欠けるだけ。普通のちょっとかわいい女の子に過ぎません。

 

常識に欠けると言えばマカリオ君も同類で、いくら世間に疎い若者とはいえ、猪突猛進過ぎるのでは。あまりにあっけない結末の責任はルイザよりむしろ彼の方にあると感じました。もっと余裕が必要だよ、マカリオ君。

 

100歳の監督が撮ったこの映画、あらすじだけで終わっていて、特に人物造形に深みがあるわけでもないし、メッセージも感じません。手を抜きすぎなのではとも思いますが、それでも、何かこの世のものではないような不思議な美しさが漂っていて画面から目を離せない。それは次作の「アンジェリカの微笑み」も同様で、やはり一世紀以上も生きた人は、常人とは違う感覚で世界を感じているのかもしれません。

 

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