Un gato lo vio −猫は見た

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The Accidental Further Adventures of the Hundred-year-old Man ヨナス・ヨナソン

101歳の誕生祝いにバリ島で熱気球に乗ったアランと友人のユリウスは手違いから海に落下。通り掛かった輸送船に救助されたのは良かったけれど、なんとそれは濃縮ウランを積んだ北朝鮮船でした。さあ、今度も世界を股にかけた101歳のじいさんの冒険の始まり、始まり。

 

アランは行く先々でトラブルに巻き込まれてしまいますが、前作同様、流れに身を委ねるだけ。名だたる世界の指導者と知己になっても101歳は泰然としたもの。あまりの成り行き任せぶりにトラブルの方がしっぽを巻いて逃げ出してしまうのでした。ただ、人々が手にしたタブレットにばかり気をとられ(本人も中毒状態)、世界が少しずつ悪くなっていることが気がかりのようです。

 

映画化された「100歳の華麗なる冒険」の続編ですが、これは当面映画化が無理でしょう。なにしろ現役で(2018年現在)世間を賑わす世界のリーダー達が実名で登場し、作者に揶揄されているのですから。

 

映画は、人生なるようになるさ、というメッセージを明るく伝えていましたが、原作者のヨナソンは20世紀が最悪の100年だったことを書きたかったのだとい言います。悲惨な事例を思い出すことで同じ過ちをくり返さないで欲しいという願いだったとか。しかし、本はベストセラーになったけれど世界が変わることはなかった。そこで、無駄を承知の上でもう一度アランに登場を願い、同じメッセージをくり返したかったということです。

 

102歳のアランが登場しないことを願いましょう。

 

なんと、翻訳世界を救う100歳老人」が間もなく書店に並ぶようです!

 

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