Un gato lo vio −猫は見た

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クリムト展   東京都美術館

金を使った一連の作品が今ひとつ自分の好みと合わなくて敬して遠ざけていたクリムト作品でしたが、機会があったので展覧会に足を運んでみました。

 

ジャポニズムの影響が大きいという金彩は印刷物と実物ではまるで印象が異なりました。照明を受けてきらびやかに輝く作品はむしろ清々しく、なんの嫌味も感じることなく私の目に映りました。

 

じっくり鑑賞して初めて気づいたのは、本画もデッサンも線がずいぶんゆっくりと引かれていること。特に「ユディト機廚稜愀覆防舛れた黒い線は太くいびつで、へたうま的な印象です。線は勢いがあるべきという日本画的常識とはずいぶん違いますね。

 

数多のモデル達と関係を持っていたと聞き、好色絶倫男だったのかと想像していました。でも、多くの作品の中で小さくて可愛らしい細部が丹念に描かれていて、もしかしたらクリムトっていわゆる「女子力」の高い人だったのではないかと感じた次第。

 

そう思えば、作品の女性像も男性が好む女性像というよりも、どちらかと言えば女性が理想として描くような姿に思えます。多くの女性達に取り囲まれたのも、女子同士のような気楽さが理由だったのかも知れないと妄想するのでした。

家に飾りたいなと思ったのは6歳の姪を描いた「へレーネ・クリムトの肖像」。清楚な横顔、少女らしい健康的な肌色に惹かれます。

 

東京都美術館は7月10日まで。

 

JUGEMテーマ:美術鑑賞

 

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