Un gato lo vio −猫は見た

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The Dalai Lama's Cat  デイビッド・ミチー

犬や猫をはじめとする愛玩動物たちは飼い主を選ぶことが出来ず、飼われている環境によってずいぶんと違う人生を送ることになります。わが家の猫が今の暮らしに満足してくれていると好いのだけれど。

さて、この小説に登場する猫の飼い主はすごい! 生まれて間もなくお金目当ての子どもたちにさらわれたあげく、足が悪くて捨てられそうになったところを救ってもらったのですが、その人は世界でもとびきりの有名人にして人格者、ダライ・ラマだったのです。

表紙に「小説」と記されているものの、ダラムサラの法王庁で暮らす雌猫の生活を通じて仏教の教えを説くソフトな読み物、といった読後感です。

自分のことしか考えていなかった(そりゃ当たり前だ)無垢な猫がダライ・ラマをはじめ、その側近、料理名人のイタリア人おばさん、カフェの主人、凛々しい雄猫などと交流しながら、真理に目覚めていくという筋立ては、ありきたりで物足りなさを覚えます。

ただ、普段知ることのないダライ・ラマの暮らしぶりや、法王庁があるマクロードガンジの描写がとても興味深く、完全なお上りさん気分で楽しんだのでした。

 

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